from: Maemori
英語をを扱えるスタッフがあなたの会社にいるとすれば
どのような業務を担当しているだろうか?
なぜ通訳と翻訳を同じに扱ってはいけないのか?
理由は業務が全く異なるからだ。
簡単に言えば
通訳とは、聞き取り、話をする業務
翻訳とは読み書きをする業務だ。
実は同じようで全く性格が異なる業務だからだ。
通訳には話し手の内容を瞬時に理解し、それを日本語または英語に変換する能力が求められ、
翻訳は、文章の意味を日本語または英語に変換する能力が求められる。
日本語でも話し言葉と書き言葉の使い方に違いがあるように、英語にも話し言葉と書き言葉が存在する。
英語を取り扱える人間にも得意な分野があるし、適性というものもある。
プロジェクトの規模にもよるが、プロジェクト規模が大きくなると取扱業務も
莫大に増える。
そんな時は、英語スタッフは完全に通訳と翻訳担当を分けないと、英語スタッフは業務量の多さに混乱してしまう。
英語ができるスタッフがいるからって通訳と翻訳を同時に任せてしまう会社を多く見てきたが、業務を効率化するのであれば、通訳と翻訳は分けるべきだ。
例えばあなたが米軍サイドとミーティングを持ったとき、ミーティング内容を的確に理解し、瞬時に通訳してくれる人は、英会話能力が得意な人を割り当て、
仕様書の理解や、申請書、依頼書の作成には英語の文章能力の高い人を割り当てれば必要な情報を的確に得ることができる。
それぞれの業務を担当者の適性に割り当てることができれば、的確な情報が手に入るので不要なトラブルを避けることができるし、プロジェクトも順調に進みやすい。
「あなたは英語ができますか?」
もしあなたが英語ができる人材を雇うとき、
面接時に「あなたは英語ができますか?」と質問をするかもしれない。
相手の適性や英語力を確認することを忘れないようにしよう。
英会話が得意なのか、それとも翻訳が得意なのか?
あなたの会社に必要な業務をこなせる内容の担当者を探しているのであれば
適性を見極めて雇用しよう。
米軍ビジネスを行うのに英語スタッフは絶対必要だ。
だからこそ正しい情報を得るために英語スタッフの担当業務を明確に分けて
業務を割り当てよう。
P.S:僕は英語があまり得意じゃない。だから日々学ぶ毎日だ。英語は難しい。
そして日本語はもっと難しい。