from;Maemori
新都心のカフェより…
過ぎた日曜日はバレンタインデーだった。
バレンタインデーといえばチョコがプレゼントしては普通かもしれない。でも今年は妻からもらったプレゼントはクッキーだった。
クッキーといってもレープクーヘンと呼ばれる、シナモンやカルダモン、ナツメグといったスパイスが入ったクッキーで、味はクリスマスに作る焼き菓子のジンジャーブレッドみたいな味のするクッキーだ。
幅が15センチくらいもある大きなクッキーだが、大きなハートに砂糖で作った飾りが縁どられている、その真ん中には
「I mog di」とふとどりと同じ砂糖で文字が書かれている。
きっとこの意味が何を表しているかがわからないのかもしれない。
I mog diとはドイツのバイエルン地方でよく使われる表現で
標準ドイツ語ではIch mag dich
英語でいうとI love youと【大好きとか愛している】いう意味だ。
木っ端恥ずかしいお話だが、ストレートに愛情表現されたプレゼントなんて
うれしいし、ちょっと恥ずかしい気がする。
でもしっかりと妻の愛を受け止めた僕はそのクッキーをデスクの前に飾っておいてある。
場所が変われば言葉も変わる
場所が変われば言葉は変わるというのはなにも不思議なことではない。
例えば、沖縄出身者が青森出身者と方言で会話を始めれば、会話として成り立つのはとても難しいし、スコットランド人とロシア人がそれぞれの言葉で会話を始めれば話が通じるなんてことはまずないだろう。
米軍基地の中でも同じことが言える。英語話者で米軍基地内の独特な表現方法や、略語といった専門用語が飛び交う中に入り込んで理解するのは最初は戸惑ってしまう。
軍歴がなく、民間人の一般的なアメリカ人でさえ、その独特な英語を理解するのには時間がかかるらしい。
場所に応じてかわす言葉は共通した言葉を状況に応じて使わなければ理解などできるはずもない。
米軍ビジネスで使用する基本言語は英語。でも基地内で使用する言葉の表現や略語を学びそれを積極的にコミュニケーションに用いなければ会話は成り立ちにくい。
米軍ビジネスを始めるときにはまず、独特な表現方法や略語の意味を理解することから始めるとコミュニケーションもスムーズに進む。
英語話者であればあるほど困惑する基地内英語、ぜひ慣れ浸しむための【基地英語】を学ぼう。
追伸:僕の妻は焼き菓子を作るのに3日かけたのを知っている僕は、彼女のハートを割って食べるにはもったいないと理由でデスクに飾っている。でも妻はそれを早く食べてほしいようで毎朝いつ食べるのかと聞かれる…