それが、自社のビジネスアカウントを取ることだ。公共工事の参加条件でも登録申請が求められるように、米軍との取引を始めるとき必ず申請しなければならないのが、企業登録である。我々の業界では、SAM登録と呼ばれるビジネスアカウントを作成する。


SAM登録を行うまでの手順

大まかに言えば、3つのプロセスを経て自社のビジネスアカウントを作成する必要がある。

  1. DUNSナンバーを取得する 東京商工リサーチでDUNSナンバー取得申請を行えば、およそ3,000円でDUNSナンバーを取得できる。コストをどうしても抑えて登録したいのであれば、D&B社(Dun & Bradstreet)にアクセスし、https://www.dnb.com/duns-number.htmlで自社で番号申請をすれば無料で行える。ただし英語なので、慣れていない方は東京商工リサーチの代行を依頼するといいだろう。私自身が取得した際は、多忙ということもあり、代行を依頼して番号を取得した。
  2. NCAGEコードを取得する DUNSナンバーを取得したからといってすぐに登録が完了するわけではない。次に行わなければならないのは、NCAGEコードと呼ばれる、米軍との取引に必要な登録をNATOの調達管理部門に自社情報を登録することだ。 NCAGEコード取得申請用リンクはここだ:https://eportal.nspa.nato.int/AC135Public/CageTool/home すると、数日以内にNCAGEコードが登録したメールアドレスに届く。先に取得したDUNSナンバーとNCAGEコードを持って、調達サイト「beta.SAM」にアクセスし、再び企業登録を行うわけだ。
  3. Beta.SAM Business Entity Registrationに登録する 最後の段階で、私がいつも配信している調達情報が載っているサイト「Beta.SAM」へアクセスする。そこでビジネス登録を進めることとなる。およそ混雑していなければ、10日前後で審査が終わり登録が完了する。

ここまでの登録はDUNSナンバー取得からSAM登録まで2週間も時間があれば完了する。公共事業参加登録は時期によって登録時期があるが、SAM登録は24時間、平日であればいつでも申請ができる。

これが米軍との取引の第一歩であり、これができなければビジネスはいつまでたっても進まない。一歩が踏み出せないと躊躇するよりも、まずは最初にできることから取り組んでみよう。

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