米軍プロジェクトで最も大切なスキルって何かご存じだろうか?
答えを見る前に少しだけ考えてみてほしい。
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(まだ考える時間)
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(もう少しだけ考えてみよう)
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答えは「段取りする力」である。
「なんだ、そんなことか」と思ってしまったあなた、米軍プロジェクトで成功できない。
しかし、最後までお読みいただければ、なぜ段取り力が大切な理由なのかがわかるはずだ。安心してほしい。
段取り力はビジネスで一番大切なスキル
コスト削減とか、人員配置とか、情報力とか、営業力とか、事務処理能力とか。もちろん、部下を持つあなたにとっては大切なスキルかもしれない。
しかし段取り力とは、一つの動きを把握し、それぞれの行動が始まる前に手だてを整えておく能力である。段取り力は簡単に身につくスキルではないうえ、代わりとなる人を見つけることはとても困難だ。
米軍プロジェクトとなると、語学力も上で述べたようなスキルとして必要だが、ぶっちゃけ語学力に長けた人はいくらでもいる。しかし段取り力がとても高い人は探してもなかなか見つからない。物事の動きを俯瞰して、何を次にすればよいかを考え、それを実行に移すことができる人はそうはいないのだ。特に、さまざまな作業要素、協力企業の数、手続きのボリュームが多い米軍プロジェクトではなおさらである。
特にプロジェクトの米軍側の品質管理担当は、プロジェクト担当企業(元請け企業)の管理、作業遂行能力、スケジュール管理能力など、すべて段取り通り(計画力)にプロジェクトが進んでいるかを厳しくチェックする。つまり段取りができなければプロジェクトなどできないし、段取りが悪ければ納期までに仕事が終わることはできない。だから失敗する企業はたいてい段取り力が足りないことが多いのだ。
段取り力を磨くとても大切な質問
それは「次何が必要?」である。
これは自分自身に問う質問だが、あなたの会社にいるメンバー全員に問う質問でもある。「次何が必要?」この質問に答えがなくなるまでずっと問い続けるのだ。
次に何が必要? 次に何が必要? 次に何が必要?
答えが出し尽くされるまで終わりはない。段取り力は米軍ビジネスに限らず、どんなビジネスシーンでも重要なスキルだ。段取り力を毎日磨いていこう。