今日は米軍ビジネスを進める上で一番重要な作業「情報収集」についてお話していきたいと思います。
米軍ビジネス界隈はあなたもご存知のように米軍とのビジネスを始めるのに
・どのような手続きが必要なのか?
・ビジネスの仕組みがどうなっているのか?
・どんなビジネスチャンスがあるのか?
などあなたが欲しい情報の絶対量が少ない世界です。
あなたもご存知のように情報さえ手に入れることさえできれば、あなたのビジネスを有利に進めることができて、そして上手く新たな収益源を作ることができます。
ただ米軍基地内のビジネスに関する情報量は絶対量が少ないからこそ
人づての話でしか現状がどのような状況なのかを知ることしかできません。
そこでビジネス上の判断をする際に注意してほしいことは
その話がどこからやってきたのか?
本当の話なのか?裏が取れる話なのか?ということです。
人がうわさを流す際は、それが悪意のない話だとしてもそれを真に受けてビジネス上の判断を下してはいけないということです。
【情報は2種類しかない】
情報にはたった2つしか存在しないということをご存知でしょうか?
情報は大きく分けて2つあります。一次情報と二次情報です。
一次情報とは、直接情報を得る存在の人物が体験したことや聖騎士に発行された文書や、裏付けに元付く研究資料を言います。
例えば、
・プロジェクトに直接かかわる関係者が直接経験したことや
・米軍の契約事務所が公式に発行した文書(命令書や、仕様書、図面などのプロジェクト資料)
・研究機関が発行する研究資料
のことを言います。
次に二次情報とは、一次情報についてそれを聞いたり、読んだり、第三者が得た情報のことを言います。
米軍ビジネス界隈においては、二次情報が非常に氾濫しており、話が広がれば広がるほど、実際の話とは大きくかけ離れた大ぼら話が流れてきます。
僕も6年間米軍基地内のプロジェクトに関わるほど多くの人々と接することで、良い話も悪い話も、根拠もないうわさ話などを散々聞いてきました。
だからこそその情報元がどこなのか、根拠はあるのか?という問いをしながら裏付けになるような情報収集を行ってきました。
【情報収集の基本は一次情報のみ集めること】
米軍基地内で仕事を始めるということは新規事業を始めるということに他なりません。
もしあなたが新規事業を始めるのであれば、新規事業を成功のチャンスを探すことから始めますよね。
どのようなニーズがあるのか?
競合にはどのような会社があるのか?
成長性が見込める市場なのか?
などあなたが納得する情報を探し、準備を進めると思います。
その際参考にする情報は、あなたが自信を持って得られる一次情報だと思います。
米軍ビジネスも一次情報を収集することから始めていくことが大切なのです。
あなたが手に入れることができる一次情報とは、
米軍調達サイトに掲載されている仕様書であったり、その添付資料だったりがそれに当たります。
他の一次情報としては、
米軍ビジネス経験者のアドバイスや、過去の話を聞くことも一次情報の一つになります。
そしてあなたが直接経験したことも一次情報となります。
例えば案件によっては、現場視察をする機会というものが米軍の契約事務所から提供されます。
そこであなたが目にしたもの、そこにやってきた人々と名刺交換したり
とかあなたが直接触れたことが貴重な一次情報になります。
ただし、米軍ビジネス経験者の話を聞く場合注意してほしいのは、
あなたのビジネスチャンスにとって有益な話なのかどうか、
専門的な知識をもって話をしているのか?
など鋭い感覚で注意して話を聞くようにしましょう。
この界隈には裏取引を持ちかける怪しいブローカー的に動く人々も多く存在しますので
どの人から話を聞くのかに注意しながら聞いてみるといいです。
二次情報はあなたがどれくらいの情報量がないと満足しないかによりますが、
僕の場合は話半分で聞くことをお勧めします。
善意あるアドバイスだとしても、直接情報に接する関係者ではないのでそのアドバイスが
役に立つのかは正直わからないからです。
手始めの情報として収集するのは、
一次情報として資料集めや実際にあなたが経験することを情報として利用するようにすることをお勧めします。
とにかくこの界隈は情報量が少ない分、うわさ話ばかりが目立ちますが、
あなたの頭を混乱させる要因となるので一次情報を収集することに専念して情報収集を行ってください。
明日は、米軍基地の契約事務所を通して得る情報の収集の仕方についてお話します。