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承認書類を3日で作成することができるか?

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米軍プロジェクトを獲得するには、提出すべき書類を作成し、仕様書や契約条項の指示に基づいて提出しなければならない。無事に落札できたとしても、提出書類はすべて米軍契約事務所を通して承認をもらわなければならないのだ。

材料の承認、工程表の承認、材料や提供物の試験結果、作業計画書(施工管理計画書)など、承認が必要となる。それら承認が必要な書類をサブミッタルと呼ぶ。

私自身、それらの提出書類【サブミッタル】の管理責任者として、これまで多くのプロジェクトを担当してきた。例えば材料承認用のカタログであれば2時間程度で翻訳を完了させ、試験結果報告書が10ページほどであれば1時間、工程表なら1日、作業管理計画書では、品質管理計画書で3日、安全管理計画書であれば3日、環境保護計画書であれば1週間で作成していた。私はサブミッタル作成、サブミッタルの承認状況、米軍契約事務所とのやり取りもしていたので、さらに作業量は増える。

サブミッタル作成にかける時間は、私はとにかく早い方だと思う。少なくとも私が務めていた会社では、ものすごく早い方だったはずだ。


なぜ私はサブミッタル作成を早くすることができたのか?

理由は単純、誰よりも多くサブミッタル作成業務に関わっていたからに他ならない。数をこなせばこなすほど、作成のコツが見えてくる。作成のコツがわかるようになると、およその作成時間を短縮することができるのだ。

サブミッタルは仕様書の精読が必要となるが、精読するにもどの部分を読めばそれぞれのサブミッタルに該当する個所さえ見つけられれば、サクッと精読し、それを書類作成に反映させる。実際一番多いときで同時に11件のプロジェクトのサブミッタルを担当したことがある。一件のプロジェクトでも大変なのに、それを実際11件同時にこなすことができたおかげで、サブミッタルがものすごく得意になったのだ。もちろんいろいろと苦労もしたが、その分、自分自身英語の専門用語、技術的知識も格段に増え、今現在の私がいる。


一番学びが多くなる瞬間

なんといっても、新しいことに挑戦する、無理だと思ってもとにかくやってみることに他ならない。学びが一気に増えるのは、とにかく【今とは全く違うことにトライすること】だ。毎日同じことをやっていては、何の変化も起きない。そして学びの成長の伸びしろには限界がある。

しかしほんの少し、学びの伸びしろを伸ばし、成長したいのであれば、少しだけ普段とは違ったことをすることをお勧めする。私は今となっては、作成に時間がかかる施工管理計画書の一つで結構面倒な計画書作成であれば、3日で作成できる。(1日で書き終え、不足情報を加えるのは2日目、編集を加えて3日で提出だ)。それができたのは、新しいことに挑戦したから、無理だと思ったことに挑戦した結果に他ならない。

変化は人それぞれ、受け入れることができる人と、できない人がいる。成長するということは、変化を受け入れることができる人にしか訪れないイベントだ。

そのイベントをあなたは受け入れられるだろうか?

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