以前話した、インフレがすでに始まっているという内容を覚えているだろうか?
全国平均のガソリン価格は157円を突破し、これから暖房需要が高まる冬に向けて、さらに大きくガソリン価格は上昇する勢いになっている。米国ではすでに前年比5割増しにまでなったガソリン価格は、もう我々の生活に影響を与え始めている。
私が乗っている車は半年前は6,000円ちょっとでガソリンが満タンになったのに、今では8,000円でやっと満タンになるかどうか、というくらいだ。つまり2,000円多くガソリンにお金を払わなければならないのである。もし6カ月前のガソリンの領収書を持っていれば、最近給油したガソリンがどれくらい多く支払っているか確認してみてほしい。きっと背筋がぞっとするかもしれない。
10月から色々なものの値段も上がるしガソリンも上がる…
そうなると、我々のビジネスにも影響が出てくるのは当然だ。社用車のガソリンはもちろん、普段使うコピー用紙やインク、作業に使用する消耗品もすべて影響を受ける。
原油価格が先週末1バレル80ドルを突破し、今後冬の暖房需要も高まり、どんどん上がっていく。しばらくはこの傾向が続くだろう。インフレというものを肌で感じていくはずだ。
実勢価格を反映した売上を確保していくには、これから作成する見積もりにも反映しなければならない。3カ月前に作成した同じ作業の見積もりは、現在ではもっと値段を上げていかなければ採算が合わない数字になっているかもしれない。ある程度自社の経費負担の実情を見積もりに反映しなければビジネスとして成り立たないのであれば、見積もり提出先と交渉しなければならない。
このインフレが続く現状、あなたはどういう風にビジネスを切り盛りしていくのだろうか?