あなたは仕様書を読むとなれば、しんどいと思ったことはないだろうか?数百ページにも及ぶ文章、しかも英語。かなり骨が折れるはずだ。小説ならまだしも、ビジネス書でさえ300ページもあると、最後まで読み通すのはなかなか大変だろう。
そこで今回、情報ソースとして仕様書をサクッと簡単に読む方法を話したい。
仕様書をサクッと読む方法
それは、仕様書を章ごとに分解することだ。連邦政府の発行するプロジェクトには、必ず仕様書が存在する。膨大なボリュームの仕様書を分解すれば、読みやすくなる。
例えば米軍プロジェクトでいえば、必要な作業に関する記述を章ごとに分けて読むのだ。機械の項目でも、空調、消防、電気といったように分解する。こうすることで、読むストレスを軽減できる。全体を一気に読むと疲れが出てストレスがたまるが、章ごとにある項目だけを読んでいくとなればストレスは減るはずだ。
もちろん専門用語は英語辞典を見ながら読み進めていけば問題ない。しかも、章ごとで読むとなると数十ページで済むので、ゆとりを持って1時間もあれば読めるだろう。
仕様書の読み方で一番楽な方法を考えよう
私はいつも仕様書を読む際、とても簡単に楽して読む方法で済ませようとする。限られた時間で効率的に情報を抽出する必要があるからだ。プロジェクトによっては3,000ページもある仕様書を、第1章から第34章までまともに読めば、どれくらい時間をかけなければならないだろうか?
情報量は多ければ多いほど、記憶として定着しない。だからこそ情報の整理整頓が必要なのだ。仕様書を章ごとに分けて情報を整理する方法は、ビジネス書を読むときにも活用できる。楽して必要な情報を抽出することは、限られた時間を有効に使うとても便利な方法だ。なので、仕様書に限らず、参考資料、ビジネス書でも非常に有効な方法である。
まずは分解することだ。一度試してみてほしい。