ブラックフライデーは、アメリカの休日である感謝祭の間に行われる、1年で最大のセール期間だ。アメリカをはじめ、我々が住む日本でも普通に行われるようになった。私もAmazonからブラックフライデーの案内が毎日届いている。今日はスノーボードが30%オフ、昨日はスニーカーが40%オフなど、様々な案内がやってくる。毎日が魅力的な価格で、あれも欲しいこれも欲しいとショッピングカートに入れては、思わず購入ボタンを押してしまう。ブラックフライデーは、そんな我々の物欲を刺激する不思議な魔力があるのだ。
ブラックフライデーはどの会社でも黒字になる?
ブラックフライデーはそもそも、特別セールを行う企業が1年で一番黒字になるという理由からそう呼ばれている。私のように「セール」という言葉に弱い(笑)人々は、この日を狙って欲しいものを一気にまとめて買う。この感謝祭の休み期間は、人々は休日何もやることがなく、手持ち無沙汰を消費という形で解消するのだ。そのおかげで企業も黒字になるというわけだ。
消費者は欲しいものを安い価格で手に入れ、企業は在庫を一気に解消し、新しい年を迎えるための利益を確保する。そのような目的のためにもブラックフライデーは行われる。企業にとっても消費者にとっても、ウィンウィンな関係になれる特別なセールでもあるのだ。
米軍プロジェクトの交渉もウィンウィンを目指す
米軍プロジェクトでは、交渉する必要がある瞬間がいくつもある。その交渉において一番大切な考えは、自分だけが得することを考えるのではなく、お互いがウィンウィンの結果を得られるような交渉を進めることだ。一方的な交渉ではなく、お互いのバックグラウンドや立場を考え、何がベストな解決策なのかを常に考え交渉に挑む必要がある。
お互いにとってのベストな解決策、ウィンウィンな関係とは何か?それは、ブラックフライデーの企業と消費者の関係と同じだ。もし米軍側と交渉する必要が出た時、ブラックフライデーのそれぞれの立場を思い出してほしい。
追伸:私はブラックフライデーでノコギリと電動工具をポチッと購入ボタンを押した。あなたは今年、どんなものを買っただろうか?