パナソニックが週休3日という新たな働き方を導入するというニュースを耳にしたことがあるだろうか？現在、政府が各企業に週休3日を導入するよう積極的に働きかけている中で、パナソニックは早くもその方針を導入する。これは多様な働き方を促進し、人材の流出を防ぎ、新たな働き手を確保するという意味合いが強いと私は思う。つまり、働き手にとって有利な労働条件で優秀な人材を確保するという方法論が、このニュースから読み取れるのだ。
人材獲得方法はあなたが出すオファー次第
私は米軍ビジネス実践会を運営する傍ら、マーケティングの勉強会を立ち上げている。顧客獲得方法のためのマーケティング施策を実践レベルにまで落とし込み、それを指導しているのだ。その時大事なのは、「お客さんに振り向いてもらい、製品やサービスを購入してもらうためには何が大切か」だ。
お客さんに振り向いてもらい、購入するきっかけを促すのが、【オファー】である。そのオファーが魅力的であればあるほど、お客さん、見込み客に振り向いてもらう確率が上がる。オファーとはそもそも【取引条件】であり、取引条件が魅力的であればあるほど、相手はあなたのことに興味を抱いてくれるだろう。
給与体系、ボーナス、有給休暇など、様々な条件を人材確保のために提示すると思う。どのような労働条件であれば、人材はあなたの会社に集まるのか？これを考えるのは大変だと思う。しかし、他の企業がやっていない新たな条件、一般常識とはかけ離れた条件を提示する企業には、多くの人材が集まるものだ。
週休3日は【マジで！？】と思わせるオファー
オファーは強烈であればあるほど、そのオファーを見た人からの反応は抜群に効果がある。例えば、「ステーキ300gがなんと300円！」とか、「気に入らなければ、理由を一切聞くことなく、ご購入金額全てを払い戻します！」なんていうのが強烈なオファーの例だ。
とにかくあなたが確保したい人材を「びっくりさせる」オファーがあればあるほど、相手の興味をそそり、あなたの会社が魅力的に見える。人材確保が厳しい情勢が続く中、どうやって優秀な人材を確保するのかが、今後の人材獲得のカギとなる。
パナソニックの人材確保方法は一つの例に過ぎない。あなたの会社が出せる魅力的なオファーはどんなものがあるのか、ぜひ考えてみてほしい。