10月7日、あの日私は泣いた。大好きだったゲーム、ドラゴンクエストの作曲家であるすぎやまこういちさんの訃報を知った瞬間、とても悲しくなった。
ドラゴンクエストというゲームは、もしかしたらご存じかもしれない。端的に言えば、ストーリーはとても単純で、勇者と呼ばれる主人公が様々な試練を乗り越え、最後は悪の大王と戦うというものだ。このゲームは、多くの試練を乗り越えて経験を積み、主人公を育て上げていくところが非常に面白い。ストーリーを進めるためのアイテム獲得やイベントがいたるところで起こる。勇者はレベル1からスタートし、最終的にはレベル99までの強さがある。少しずつモンスターを倒しながら、ある程度経験値を積めば、レベル2、レベル3とだんだん強くなっていく。ある程度強くなったら、ストーリーの節目節目にモンスターたちを倒していくのだ。
実はこのドラゴンクエストには、我々にとても共通していることがある。
最初から悪の大王を倒せるわけじゃない
いきなりレベル1の勇者が、悪の大王を倒せるわけがない。装備も貧弱で、悪の大王を倒すために必要なアイテムもない。そして必殺の魔法なんてものもないのだ。レベル1の勇者が悪の大王を速攻で倒すなど、ありえないだろう。
ドラゴンクエストにストーリーの順番があるように、米軍ビジネスを進めるにも順番がある。米軍ビジネスの目標を決め、情報を収集し、自社の案件を取りに行く。案件を獲得できれば、案件を進めるにあたり必要な手続きを行い、プロジェクトの作業を進め、納品する。少しずつ足を進め、米軍ビジネスを確実な事業性にしていく。これは、経験値を積んで悪の大王に立ち向かう勇者と同じなのだと思う。
誰しも最初はレベル1の勇者である。レベル1からレベル2になるには経験が必要だ。そしてどんどん経験を積んでレベルを上げていく。どんなことでもいいからとにかく行動することでレベルを上げ、経験値を積む。そうすれば米軍ビジネスの経験値を積むことができるわけだ。
そしてストーリーを進めるためには、数々の困難や試練を乗り越えなければならない。米軍ビジネスの試練といえば、語学の壁であったり、人材の不足であったり、文化の違い、ビジネスの進め方などがあるだろう。それらの壁を乗り越えると新たな視野を得ることができるし、多少問題が発生したとしてもびくともしない。事業性として考えた場合、米軍ビジネスの経験値が高いほど、利益をしっかりと残せるようになる。
米軍ビジネスはあなたにとってのドラゴンクエストなのだ。足を一歩前へ進め、経験値を少しずつ積んでいこう。あなたの会社自身のストーリーは、これからあなた自身が作っていくのだから。
追伸：私はドラクエシリーズはドラクエ5までしかやっていないが、音楽は強烈に残っている。それはすぎやまこういちさんの残した名曲として、我々の頭の中に刻まれている。