午後から少しきな臭い話をする。
中国のウイグル自治区では、ここ数年ジェノサイドが起こっていると噂され、実際に数々の証拠が挙がった。アメリカをはじめ、オーストラリア、ヨーロッパ諸国が中国を非難し始めたのだ。未だ中国政府はウイグル自治区の本当の姿をひた隠し、彼らの行った行為に関して多くの謎が解明されていない状況が続いている。秘密のベールに隠された海の向こうの国で、我々は何が起こっているのかをメディアの発信する情報でしか知り得ない。
実は、この話は我々がいる米軍ビジネスにも非常に通じる部分があるので、あえてこの話題を話すことにした。
米軍ビジネスとウイグル・ジェノサイド
両者には共通点がある。それは【知られている情報の絶対量が少ないこと】だ。
隣のフェンスの向こうのあなたが欲しい情報は、ほとんど表に出ない。あなたが欲しい情報を得るには、その情報を知り得る人物から話を聞くか、基地の中で実際に何かしらの経験を通して得るしかない。誰から聞いた情報よりもはるかに貴重な情報は、あなた自身が経験した情報だ。経験から得た情報は、何にも代えがたいほど貴重である。
その情報を得るための行動は非常に簡単だ。【現地視察に申し込むこと】これだけでも得られる情報はたくさんある。現地視察を通して、プロジェクト現場の規模、現地視察に訪れた企業の数と業種、そして担当者の名前、プロジェクト担当の米軍契約事務所スタッフ。これだけでも貴重な情報が詰まっているのだ。
そんな貴重な情報を得るために、あなたはどのような行動を取るだろうか?