
先月5月に行われたボクシングの激しい打ち合い。以前、僕が井上尚弥という3階級4団体制覇の怪物の試合を見ていた時に思ったことだ。アメリカでアメリカ人と対戦し、テクニカルノックアウトで勝利したすごい試合だった。
観客を沸かせるのは、派手な顔面へのクリーンヒットによるKOかもしれない。しかし、本当に恐れるのは、地味だが確実に相手のスタミナを奪う「ボディーブロー」だ。
試合の序盤、一発のボディーブローがめり込んでも、打たれた選手は顔色一つ変えず、ファイティングポーズを崩さない。ダメージは無いように見えるだろう。しかし、その一撃は確実に相手の体力を削り、呼吸を浅くし、見えないダメージを蓄積させていくのだ。
そして、勝負を決するラウンド後半。急に相手の足が止まり、ガードが下がり始める。あれほど軽快だったフットワークは鈍り、パンチに力が乗らない。なぜだ?そう思うかもしれない。しかし、原因は明白だ。序盤に打ち込まれ、放置されたあのボディーブローが、時間差で相手の全身を蝕み始めたのである。
実はこの話、僕たちが行う建築プロジェクト、特に米軍工事のような厳しい工程管理が求められる現場でも全く同じことが起こる。ここでいうボディーブロー、それは「サブミッタルのわずかな遅れ」だ。
プロジェクトの序盤、「サブミッタルの提出が遅れても、後で取り組めば時間は取り返せるさ」と軽く考えてしまいがちだ。スケジュール全体から見れば、ほんの些細なことにしか見えないだろう。しかし、その「一発」がKOの序曲だったことに気づくのは、プロジェクトの終盤になってからだ。
サブミッタルの遅れは、承認の遅れに繋がる。承認が遅れれば、資材や機材の発注ができない。承認にはおよそ2週間の時間がかかるのだ。発注が遅れれば、現場への搬入が遅れる。そして、一つの専門企業が作業に入れなければ、後続の工程もすべて玉突きで遅延していくのである。
プロジェクトの終盤、内装工事や設備設置といった重要な局面で、現場は「なぜか資材が届かない」「作業員はいるのに工事が進められない」という事態に陥る。チームは息切れし、スケジュールは火を吹き、プロジェクトはKO寸前。その全ての原因は、数ヶ月前に「たいしたことない」と放置された、あのたった一つのサブミッタル遅延だったのだ。
サブミッタル遅延の「KO」を避けるために
では、どうすればこのKOを避けられるのだろうか?チャンピオンは運に頼らない。基礎を徹底し、揺るぎないゲームプランを持っている。
この致命的なボディーブローを食らわないための『サブミッタルの教科書』を僕は作成した。この教科書には、提出遅れを防ぐための効率的な管理術、承認をスムーズに得るための書類作成のポイント、そして遅延の連鎖反応を断ち切るための具体的なヒントが詰まっている。
プロジェクトの終盤でガス欠になる前に、確実な勝利への道筋を手に入れてほしい。
▼ 『サブミッタルの教科書』を今すぐ無料で手に入れる ▼
※期間限定公開のため、お早めのダウンロードをお勧めする。
P.S.80年前の6月23日、第32軍司令官牛島満中将が自決し、組織的な沖縄での戦いが終わったとされる日で、慰霊の日だ。正午に黙祷を捧げたいと思う。ぜひお時間あるときにでも黙祷を捧げてほしい。
※当社では、米国認定消防資格者とパートナーシップを結んだことにより、日本国内でQFPE、NICET資格保有者を手配できる。
▼ 詳しくは下面からご覧いただければと思う ▼