from: MAEMORI
米軍ビジネスではプロジェクトによっては輸入材でなければ使用基準を満たすことのできない機械や材料がある。
そんな時はアメリカのメーカーや代理店、日本やアメリカの商社を経由して輸入することになる。
メーカーや商社がどんな輸入材を扱っているかも大事だが一番大事なのがそのメーカーや商社が信用できるかがカギだ。
あなたがコンタクトをとる相手がどんな会社であるか、そしてどのようなバックアップサービスがあるのかを調べる必要があるが、日本とは異なり、アメリカの会社の情報は極めて少なく、購入する相手かどうかの判断基準がない。
僕はかつてアメリカの会社とのやり取りに散々苦労した経験がある。そして配送してくれる会社選びにも苦労した経験もいっぱいある。
ここを訪れてこの記事を読んでいるあなたには輸入材を購入することで僕みたいに苦い経験をしないで済むことを願っている。
今回は簡単だが、商社やメーカーを選定する基準というものを参考にしていただきたい。
こんな会社とは付き合っていけない
連絡が遅い会社
アメリカの会社に限らず、日本の会社でも連絡が遅い会社は何らかの問題を抱えている場合が多い。問い合わせに関して連絡して3日以内に返信がなければほかのメーカーや商社を検討することをお勧めする。
技術的な話ができない
アメリカの会社では担当者によって技術的な話ができないことがよく起こる。
ウソみたいな話だが、実際に担当者によって質がバラバラだ。しかも担当者の代理が窓口でいつも担当者が不在ということがよく起こる。
海外発送になれていない
アメリカ国内をメインに営業活動をおこなっているメーカーは日本同様存在する。海外という理由で断る会社も一部存在する。なのでいざ国内を中心に営業活動している会社であれば海外発送に対応できない。保証も一部対象外になることがある。
輸送は他人任せなメーカー
物は作るだけで輸出に必要な書類作成に協力的でない会社、こちらが手配した輸送会社ともうまく連絡、意思疎通ができない。しかもアメリカ国内から到着まで追跡番号をよこさない会社もある。
トラブルがあっても連絡をよこさない会社
納期が遅れる予定であったり、到着後、検査をしたとき不良品や、不具合、部品違いなどが発生してクレームを出しても対処しない、連絡が来ない。こんな会社は二度と使うべきではない。
日本では当たり前だと思っても、アメリカでは普通じゃない、各メーカーや商社によってはサービスの質は雲泥の差があるのがアメリカの社会だ。
ある程度慣れている会社や付き合いのある会社というのは米軍ビジネスではかなり強力な味方となってくれるはずだ。
新たに付き合う会社は今上に挙げたことを逆ににやっているのであれば、
付き合ってもよい会社ということである。
とにかく輸入材を使う必要があれば確実に信用できる会社以外とは付き合ってはいけない。