from: 06:32 オフィスより
情報はとても貴重だ。
情報がビジネスのすべてを決する。
そう思うあなたは正しい。
情報は使い方によってあなたに富をもたらすし、危険を回避することができる。
ライバルよりも先んじることで、あなたのビジネスを有利に進めることだってできる、ビジネス最強の武器だ。
その情報は使い方によってはあなたに有利にもさせるし、悪い方向へと導くことだってある。
あなたが入手した情報はどこからやってきた情報なのか?
米軍ビジネス界隈はいつもいろいろな情報が飛び交っている。
特に情報量が圧倒的に少ない世界だけにいろんな噂が出てくる。
「あそこの元請けだったけれど、仕事を押し付けてばっかりで何もやってくれない」
「あの独身寮の入札、再入札か、延期になるらしい」
「嘉手納の○○で工事が中断したらしい。あそこの担当官相当厳しいらしいよ。」
私は毎日このような話が飛び交っていて、本当かどうかも怪しい話もいっぱい聞く機会がある。
でいつも思うことは、その情報はどこからやってきた情報なのかということだ。
人のうわさ話という情報にはバイアスがかかることが多い。バイアスとは「歪み」という意味だ。
伝言ゲームを思い出してほしい。
一番最初に発した情報は、最後の人に届くとき
その話には最初に話した内容とは全く異なる話が異なる現象だ。
伝言ゲームで話の流れが伝言を伝える人に悪意がなくとも
少しずつ変化していく。
それが情報のバイアスだ。
あなたが今日聞いた話には情報のバイアスはないだろうか?
信じるかは別として、あなたが聞いた話の内容をビジネスに活用できると思ったときどこからやってきた情報なのかを確かめるべきだ。
確証のない話は半分冗談で聞き流さないと痛い目にあうのかもしれない。
閉鎖的な米軍ビジネスでは噂話が中心にビジネスを左右することだってある。
だからこそその情報が正しい話なのかを確かめる術を持つべきだ。