from:前盛
落札される業者を選ぶ基準が実はすでにある。
15万ドル以上が予想される予算のプロジェクトはすべて一般競争入札によって業者を選定する。
特に建築プロジェクトや2年以上の長期契約、物品調達の案件は入札によって落札者が選ばれるということだ。
日本の政府調達案件も同様に入札によって選定業者を行けるわけだが、米軍にも落札業者の選定基準がある。
それを定めたルールがFederal Acquisition Regulation:通称FAR(連邦調達規則)だ。
複数の業者が入札し選定プロセスを経て落札者を決定するのだが、CFR(連邦規則規定)に従った選定に従う。48CFRルールというものだ。
以下英語リンク:
https://www.law.cornell.edu/cfr/text/48/15.101-2
ここに記載されている内容が難解なので要約すれば、技術的、経験を有した、応札額が一番低い価格を提示した業者がプロジェクトの落札者ということになる。
熾烈を極めるプロジェクト争奪戦は特にライバルがひしめく建設業界にとって一つのプロジェクト一つをとっても数億円単位が動くので、一度落札すればプロジェクトとしての利益も莫大だ。
だからできるだけ入札額をライバルよりも低く抑え落札を狙ってくる。
落札の必殺技は?
答えはNoだ。
ある意味入札で確実に狙える特別な方法はない。
あなたの業界にライバルが多いほど、あなたの価格で落札される確率は低い。
これはなたにとって悪いニュースなのかもしれない。
一方で良いニュースもある。
確実性はないが、米軍プロジェクトを手に入れるチャンスを増やす方法がある。
それが、できるだけ多くのプロジェクトに応札することだ。
そうすれば落札できるチャンスは大いに増える。
次回はここでその方法を事例を交えてお伝えしたいと思う。