from Chiran マエモリ
いろいろな方向から一つのことを見ていくと成功へのヒントが見つかる。
ところであなたは、知覧という場所をご存知だろうか?
あなたは知覧といえば「特攻の基地」として有名な場所であることをご存じなのかもしれない。
太平洋戦争の末期1945年3月に米軍が沖縄に上陸し、凄惨な地上戦が行われ、日本は本土防衛の第一線として沖縄防衛を目的として特攻隊が毎日知覧から出撃した。
1特攻隊員のほとんどは10代から20代の若者で、将来の日本を担うべき貴重な存在だったと思う。
飛行機乗りとして夢を見た若者がお国のた目に自らの命を差し出し、散っていくことなど想像しなかったことだろう。
知覧には特攻基地の全貌や、特攻で使われた戦闘機(実物、レプリカ)をはじめ、最後の言葉を記した遺書や写真が展示されている。
特に遺書の展示数が膨大でほんの数時間の訪問ですべてに目を通すのは難しい。
ただすべての遺書のに共通して言えるのは、特攻隊員の最後の言葉が非常に美しいのだ。
達筆なのだ。美しい文字には、死を前にしてもぶれることのない覚悟が見えてくる。本当に心の底のにある感情を抑たのか、それとも心の感情を当時の情報統制下の中で精一杯表現したのか、とにかく美しく書かれた言葉と、大空に散った若者の最後を想像を対比すると涙が止まらなかった。
特攻(特別攻撃)は海外特にアメリカではカミカゼと呼ばれクレイジーの代名詞ともなっている。一方日本でカミカゼといえば特攻のことを指すことが多い。
敗者と勝者の間には解釈祖zれぞれの解釈によってまるっきり意味が異なることが多い。
先ほど述べたカミカゼだってそうだ。アメリカではクレイジーな歴史の出来事、日本では悲しい歴史というとらえ方だ。
敗者と勝者の理論。
別の方向から歴史を見るとその本質が見えてくる。
特攻平和会館として有名な知覧には、悲しい物語が今も語り継がれている場所のほか別の顔も持つ。
つまり知覧の特攻の悲しい物語を伝える場所として観光地として発展していることだ。
観光は楽しいことだが特攻等事実は悲しい歴史なのだ。
悲しい事実をと絶えるための場所が観光地として栄える。
悲しいことと楽しいことは全く向かう方向性が異なる。泣くのかそれとも笑うのか。
米軍プロジェクトも同じだ。米軍の契約担当官とあなた自身、共通の目的は、プロジェクトを事故も起きず、お互いが満足する結果で完成させることだ。
でも米軍の担当者、あなた自身の視点は全く異なる視点なのだ。
米軍担当者は、仕様書通りにプロジェクトが進んでいるのか?ちゃんと作業は順調に進んでいるのか?
あなた自身は、作業が作業仕様通りに行われているのか、材料は手元にあるのか?
問題が起きたとき利害関係者が衝突する場面が時々起こる。
その時もう一度考えてみててほしい。
あなた自身の視点を、米軍担当者の視点で見てみよう。
相手の立場がどんな立場なのか?なぜ彼/彼女がこんなことを言っているのか?
もし少しでも相手の立場で物事を見れば、解決の糸口も見つけやすいだろう。
プロジェクトを成功させるためにも目配り=相手のことを考えるは大切だ。
別の方向から物事を見てみるときっとそのプロジェクトは成功するだろう。