
米軍プロジェクトで建築、メンテナンスなどのサービス、機器の取り換えなどのプロジェクトを受注すると、仕事を請け負ったプロジェクトエリアを引き渡しする前の検査がある。
検査にはいくつかのステップを踏む引渡し前の検査があるのを覚えてほしい。
今日はそれをご説明したいと思う。
建築プロジェクトの場合、検査は通常7つのステップに分けられて検査が行われる。
- 請負業者による自主検査
- 政府による一次検査(予備検査)
- パンチリストの作成(いわゆるダメだしされた個所をリストアップする)
- 請負業者による是正作業
- 軍担当者による最終検査
- 是正作業
- 再度軍担当者による検査
- 竣工(BOD)
というステップに分けられる。
ただし、一般的に、軍側による検査は、一次検査、最終検査、竣工検査の3段階に大きく分けられる。
ただしこの多くの段階の検査を混同して行うことがあるが、しっかりと請負側、米軍側で実施される検査を混同して行ってはいけない。
また検査には事前に検査日を調整し、検査を合同実施するのが原則であることも覚えておこう。
検査の調整は引渡し前ということで書類作業が山積みな状況なので米軍側の担当者の都合を優先して検査を行うように配慮することも大切だ。