9月18日、我々は別れた。那覇空港でサヨナラだ。お互い納得のいく別れである。
妻は、別れ際に「ちゃんと朝、昼、晩としっかりご飯を食べるように」「夜遅くまで仕事をしてはいけない」「お酒はほどほどに」と言い残し、沖縄を後にしてドイツへと旅立った。
すまない。かなり重い話のように聞こえるが、実はただの里帰りなのだ。💦驚かせてすまない。
妻は1年と8カ月実家の母と会うことができなかった。コロナ禍の混乱による入国制限が日本とヨーロッパにあり、たとえドイツに行けたとしても、日本に帰ることが難しい状況だったのだ。そんな中、ドイツ本国の入国制限の規制緩和が今年の8月より始まり、ワクチン接種者は移動の自由が許されることになった。
私も実は、一緒に行く予定を組んでいたが、帰国後の隔離期間が14日(現在では10日)と日本国内では決められている。つまり成田に着いたらすぐにホテルを予約して14日間缶詰の状態にされるということだ。そうなれば、仕事どころではない。私の仕事の特性上、クライアントに会うことが多く、14日間もホテルで、しかも成田であればどうすることもできない。なので今回はドイツ行きを断念することにしたのだ。
米国は引き続き渡航制限がある
一方、米国行きは可能だが、帰国後の入国に関してもドイツ同様隔離措置の対象となる。現在14日間は隔離期間としてコロナ感染対策で定められている。
ビジネス往来が制限される中、米軍ビジネスにも様々な制約を受けている。実はそんな時こそチャンスなのだ。
米国企業が制約を受けるということは、国内企業にチャンスが巡るということ
つまりどういうことかというと、米軍の調達案件に参加する企業が米国本土に拠点を多く持つ企業にとって、在日米軍案件を獲得することに制限を受けるからだ。なぜ制約を受けるのかというと、簡単に日本に来られないということである。入国後の自主隔離期間や陰性証明書、ワクチン接種証明書など、とにかく用意するもの、やらなければならないことが山ほどある。しかも感染リスクもある。よっぽどの理由がない限り、日本に来ることはあまりないのだ。
なので入札するライバルが減る。ライバルが減るということは、案件落札のチャンスが増えるということだ。そんなチャンスは渡航制限解除となればもちろん減る。ただでさえ日本国内のライバル企業との競争があるうえ、アメリカ本土の企業の動向も無視できない(アメリカ企業は全世界の調達案件に目を向けている)。
そんな状況であなたはどう行動するだろうか?
P.S. 妻より昨日無事にドイツに到着したとの連絡があり、少し安心だ。1カ月半留守にするが、日本には必ず帰ってくる(笑)。
P.S. 洗濯と掃除には苦労する私だが、何とか主夫を頑張る。