from:MAEMORI
新都心のカフェより
人類の歴史が始まって以来、かつてないほど強大で広大な土地を収めた帝国は存在しない。
アレキサンダー大王やローマ帝国、チンギスハンのモンゴル帝国、そして世界一の力を持つといわれるアメリカでさえこの”地球”を支配したものはいない。
しかし人類という枠組みから外れるとある動物が世界を支配してしまった。
それがニワトリだ。
なぜニワトリが世界を制覇するに至ったのか?
東南アジアから中国の間で鶏が誕生したという話がある。
ニワトリの基となった鳥はハイイロヤケイとセキショクヤケイと呼ばれる野生のキジ科で、それらを交雑して
生まれたのがニワトリらしい。(この説はいろいろとある。)
それらニワトリが、西アジアを経てヨーロッパへと伝播し、ここ日本にも紀元前2世紀には中国大陸からやってきた。
なぜそのニワトリが世界を制覇したのかの話だがそれは大きく分けて3つ理由がある。
1.繁殖力
ニワトリは家畜として飼育された古い歴史がある。家畜として飼育された理由の一つが繁殖力だ。
雌鶏はある程度の卵を産卵し、それらは食用にされひなが育てばそれらが生育すれば再び卵を産む。
そして生育するのが羊や豚に比べ早い。
一部の宗教ではニワトリは繁栄の象徴とされ神格化されている古代の記録が多数存在する。
2.利用範囲が広い。
ニワトリから卵や肉食できて、羽毛は防寒具や寝具を作り債の貴重な材料となる。
特に羽毛の防寒具は保湿性に優れているほか軽量であるため毛皮に比べると安価で入手が簡単だ。
他にも闘鶏で利用されたり、鑑賞愛玩として飼育されたり、フンは食物を育てるのに欠かせない肥料として利用されている。
3.ほとんどの宗教でのタブーがない。
ここ日本では食用肉に関するタブーはあまりなじみがないが、海外に目をむけるとイスラム教やユダヤ教では豚が、
ヒンズー教では牛がタブーだ。仏教は食肉に関してはタブーがあまりない。(もちろん一部の宗教で一切の肉食を禁じるのは除く。)
宗教概念から遠く離れた貴重なタンパク源がニワトリなのだ。実際東南アジアや中華料理でも一番利用される肉がニワトリが非常に多い。
以上の3つの理由で鶏は世界を制覇したのではないかと結論に至った。
このニワトリの話は僕らにとってとても良い教訓になる。
ニワトリの良さがわからなければ世界に伝播しなかった
ということである。
ニワトリの良さが伝わったから世界に瞬く間に広がったのである。
貴重なタンパク源のほか、利用価値が高いから世界中に広まり
今では食卓に並ぶ理由はまさに「ニワトリの良さ」があったからに他ならない。
もしニワトリが生まれず、ずっと東南アジアや中国で秘密裏に飼育されて持ち出し禁止されていれば
僕らはその味を知ることもできず、存在すら知らなかったはっずだ。
そしてニワトリをあちこちに持ち込む人がいなければきっと今の歴史は大きく変わっていたのかもしれない。
同じようにあなたの会社がどんなビジネスをしていて、これまでどんな実績を積んできたのか
誰かにアピールできなければ、あなたの会社に利益をもたらすチャンスを手に入れることはできない。
米軍ビジネスはあなたの会社の良さや実績をアピールして売り上げを増やす絶好のチャンスだ。
P.S:ニワトリのように繁栄の象徴として唐揚げ弁当を味わってみたいと思う?
僕はこの記事を書きながら照り焼きチキンを想像してしまった。(今夜は照り焼きチキンにしよう。いや唐揚げもいいな)