from:MAEMORI
北谷のカフェより

米軍プロジェクトを落札すると、
調達公告の仕様書を中心にプロジェクトが進む。
仕様書の添付資料の中にはsubmittal Registerとよばれる。
いわゆる承認を要する提出書類のリストだ。
その中に含まれる書類関係がサブミッタルとなる。
レジスターに記載のあるリストのサブミッタルが終われば、それでサブミッタルが終わるはず…
サブミッタルレジスター外のものも提出すべきものはある…
レジスターに登録されている提出物以外にもサブミッタルとして出さなければならない時はたった2つしかない
1つは、レジスターで登録されているもの以外をプロジェクトや現場作業で使用する必要があるもの。
2つは、COR(契約担当官代理)から提出依頼があった場合。である。
作業で使用する機材や材料などを用いる場合は、プロジェクトで要求される品質管理に関わる機材や材料であった場合、使用許可や承認を得る必要があるからサブミッタルレジスターに登録されていなくても提出義務がある。
仮に提出することなく勝手に使用した場合が発覚した場合、最悪作業停止命令が出されプロジェクトがストップしてしまうことがあるので注意が必要だ。
あともう一つがCORからによる提出依頼があった場合だ。FIO(For Information Only:情報提供依頼)と呼ばれる依頼が届いた場合に提出する必要がある。
例えば、施工計画書や作業詳細プロセスなどのほか、使用する予定の材料、材料試験結果報告書などだ。
先ほど述べたようにプロジェクトで求められる品質に関して影響を及ぼす可能性のある要件についてはCORの裁量で承認を要する場合は、依頼があれば提出しなければならない。

品質管理要求が厳しいほどサブミッタルレジスター外の提出書類があることを知っておく
【サブミッタルレジスターにないものは出さなくて良い】はプロジェクトの遅延や作業停止になる原因になることを知っておこう。
もしあなたがレジスター外の機械や資材を使用する際は、できるだけ早めに承認を取るためにFIOをしておくことで
後々の不必要なトラブルを防ぐことができる。
そのためのサブミッタルであり、提出と承認が必要だと思うものは無駄かもしれないと思っても提出しておくことで後々のリスクを抑えることができる。
あなたのプロジェクトのサブミッタルレジスターはどこまで提出するかもう一度考えてみよう
P.S:サブミッタルレジスターの中で一番頭を悩ませる提出書類は何だろうか?
作成をする際、何から手を付けてよいかわからない場合ココのヒントが役に立つだろう…