from:MAEMORI
新都心のカフェより
「今日来ていただいて申し訳なのですが、米軍工事のコンサルタントなんていっぱい来るんです」
「というのもですね。うちには通訳と翻訳する人間が常駐していますし…正直コンサルタントなんていらないんですよ。」
僕は何度となくそういうことを訪問先から言われたことがある。
たしかに通訳翻訳ができる人はこの業界には非常に多い。
そして米軍ビジネス業界においては、英語ができる人は正直いくらでもいるし、
かわりになる人間はいくらでもいる…。
英語が普通の人よりもできるという理由で自称コンサルタントが多い業界
業界話をここでいうのもなんだが、米軍ビジネス業界には僕を含め
(僕も自称コンサルだ!)
「自称米軍工事コンサルタント」を肩書にいろいろな企業を渡り歩く
業界関係者が非常に多く、コンサルタントとしての仕事をまっとうにしない人間がいる。
・英語が人一倍できる自称コンサルタント
・米軍基地内とのパイプを多少持っているだけの自称コンサルタント
・情報ブローカーの自称コンサルタント
・中間マージンだけを狙う自称コンサルタント
などなど、数えればきりがない。
しかも高額なフィーを要求する割に何らプロジェクトを前に進めるために貢献しないばかりか、クライアントを「金払いの良い」ATMのごときに扱う。
こんなことばっかりやっているコンサルなんてぶっちゃけ消えてほしいと
クライアントから思われても仕方がないと思う。
コンサルタントの存在意義って何だろうって思われても仕方がない。
そもそも彼らはコンサルタントとは何かを知って仕事をしていないかと疑問に思う。
コンサルタント=クライアントのための問題解決請負人
僕は米軍ビジネス実践会を立ち上げた時、
そう心に決め独立した。
クライアントの問題解決人になろう。プロジェクトを成功に導くため僕の経験とスキルをクライアントのために使いたい。
そのために僕は米軍ビジネス実践会を立ち上げ、クライアントが苦労してつかんだプロジェクトを成功に導きたい。
僕自身、経験年数は5年とまだ米軍ビジネス界隈ではちっぽけな経験年数ではあるが、ありがたいことに濃い時間を雇っていただいた会社のおかげで過ごすことができたし、成長することができた。
僕自身、いろいろなプロジェクトで苦労も味わい、つらい時間を過ごした経験上、クライアントの苦労はよく理解しているつもりだ。
終わらない提出書類作成、眠たい目をこすりながら書いた夜の報告書作成、アメリカと日本の規格を見比べながら書いた技術提案書、契約事務所との会議用資料作成…タフな契約官担当代理や契約事務所との交渉…。
雨に打たれながら強く吹く風の2月の測量の補助や野外検査業務、
地表温度が50度超えるアスファルト上での交通誘導、
早朝から夕方までひたすら施設を歩きつづけながら行った消防設備点検…。
深夜のダクト点検業務…。
僕は5年間いろいろと経験した分、バックオフィスでの書類作業や、
グリースや泥にまみれて現場作業もこなしてきたからこそ少しだけ強くなれたと思うし、それぞれの仕事のつらさもよくわかるつもりだ。
そして多くの方々との出会いがあったからこそ多くのこと成し遂げることができた。
僕自身の結果としてコンサルタントとして独り立ちすることができたのもすべてであってきた多くの方々の助けを借りる幸運に恵まれたからだ。
だからこそ多くの人々の助けがあって成し遂げたプロジェクトの経験を生かして
クライアントのために何ができるのかを追及してサポートしていきたい。
これが僕自身お世話になった方々への恩返しになるのかなって思いながら今の仕事をしている。
コンサルタントは問題解決請負人である。これは僕は心に決めたコンサルタントとしての心構えだ。
プロジェクトは必ず問題が起きる。クライアントはプロジェクトが立ち上がるごとに頭を悩ます不満や不安、もんだおを抱える。
すこしでも頭痛の種を減らし、問題を解決しプロジェクトを円滑に進めるサポートをしてこそコンサルの存在意義があると思う。
僕は、自称コンサルタントという人々を何人も見てきたし、実際に仕事をしてきた。
仕様書を日本語に訳して偉そうに話をするコンサル、通訳をして米軍関係者と仲良くしているだけのコンサル、中間マージンがいくらもらえるかだけ考えるコンサル、彼らの共通していたことは
「決して問題解決策を提案し、具体的な問題解決法を持たない」コンサルだったこと。
そしてかれらは情報を深く掘り下げ、問題意識をクライアントと共有しなかった。
僕は彼らのような人間とは一線を画す本当の意味での問題解決請負人=コンサルタントとしてクライアントのために役に立ちたい。
いつも訪問先で考えることは今日会う人のためにどう役に立てるのかだけしか考えない。
これが僕のコンサルタントとしての立ち位置。
P.S:僕はこの界隈ではそこまで英語が達者な人間ではない。もちろん英語は使える。アメリカ留学や長期滞在などの経験もない。英語が体で覚えた。それもノリで覚えた感覚だ。米軍ビジネスで一番大切なのは柔軟性だ。
もしあなたが米軍ビジネスで柔軟性を高めビジネスを成長させるヒントを探しているのであればこの動画を見ることをお勧めする。ビジネスの柔軟性は高まるがゴルフの柔軟性は上がらない…