from:MAEMORI
新都心のカフェより
ギロスとは、ドネルケバブから派生したギリシャ料理だ。
最近マイブームのお気に入りの料理だ。
豚肉やラム肉を薄切りにし、ニンニク、塩コショウ、チリパウダーとローズマリーとオリーブオイルにしばらくつけてフライパンで焼く。
ピタパンと呼ばれる、小麦粉とベーキングパウダー水と、オリーブオイル、塩少々入れこねてこれもフライパンで焼く。
キャベツやスライスしたトマト、玉ねぎ、そして焼き上げた豚肉やラム肉を挟む。
ザチキと呼ばれるすり下ろしたきゅうりとニンニク塩をヨーグルトに混ぜたソースをかけて食べる。
これがうまいのだ。シンプルだから飽きない。ピタパンは普通のパンに比べ表面はカリッと焼上げて、噛めば噛むほど小麦粉本来の味がしておなかも膨れる。
ここ1,2カ月月に2回は家で作る定番の料理になった。
そもそもこのギロス、トルコ料理のケバブから発展した料理だ。
ギロスとチャンプルーの類似性
実はギリシャは370年もの長い間オスマントルコの支配下にある国だった。
オスマントルコの治世が長く続いたため文化もトルコの影響を強く受け、自然と
食文化もトルコ=イスラム風の食材や料理が現在のギリシャ料理の基礎となった。
そもそもギリシャでは豚肉を食べる習慣があり、オスマントルコはイスラム圏。
豚肉を食べるのはタブーであるがヒツジはOKだ。
羊肉を代わりにギリシャはトルコ風料理のケバブをそのまま豚肉に替えギロスとして料理を作りだした。
沖縄も琉球時代に島津藩に統治されそのまま明治以降日本に編入されたかお子を持つ。二次世界大戦のアメリカ統治を経て現在に至る間、沖縄の食文化も日本式、アメリカ式と独自のアレンジによって進化している。
チャンプルー文化と呼ばれる沖縄独特の文化は、柔軟性に時代にのあがれに合わせて発展した面白い文化だ。
先ほどのギリシャ料理ギロスもオスマントルコの影響を受け発展した料理があり、沖縄には日本とアメリカの文化の影響を受けた料理がある。
米軍ビジネスも独自の進化を遂げたチャンプルー文化
実はここ沖縄の米軍基地内のビジネスも独自に進化を遂げたチャンプルー文化だ。
アメリカ式、しかも連邦政府とのビジネス方式、民間アメリカのビジネス方式、日本のビジネス方式、沖縄のビジネス方式すべてが混ざり、合理的で非合理的なビジネス文化が存在する。
米軍ビジネスの会議の会話を注意深く聞いていると、言葉も独自だ。
米軍独特の混乱しがちな略語に日本語交じりのチャンプルー英語を米国人、日本人双方が使っている。
で、それが一般的なミーティング風景だ。
その雰囲気になれていないアメリカ人、日本人は何を話しているのか理解できず、皆一様に
「いったい何の話だったんだ?」て会議の後に聞いてきたことがよく起こる。
(僕も理解できずに発言してみるとトンチンカンな言葉使いで大恥をかいたことがある)
米軍プロジェクトが始まればあなたを待っているのは米軍ビジネス独自のチャンプルビジネスだ。
P.S:米軍ビジネスのチャンプルーになれていないと相手の言葉が理解できない。そんな時はチャンプルビジネスに詳しい専門家に話を聞いてみるといいかもしれない。宇宙語を理解するように米軍ビジネスの言語を理解できる専門家の意見は心強い。
P.S:週末は時間のかかる料理をじっくり作るのが僕の仕事だ。ギロスのほか
米ぬかでふりかけをつくてみた。