もし今、あなたの手元に缶詰があれば、その缶詰の消費期限を確認してみてほしい。そもそもなぜ缶詰に消費期限というものがあるのか、疑問に思ったことはないだろうか?
消費期限とは何か?
消費期限とは、安全にその食べ物が食べられる期限のことを意味する。特に食べ物には期限というものがあるのだ。食べ物がおいしく、その味を楽しむのにも限りがあるのはご存じのとおりだろう。
例えば、新鮮な野菜、もやしを八百屋さんで買ったとしよう。もやしは買った当日にフライパンで炒めたりすれば、シャキシャキした食感を楽しめる。でも2、3日すると、白いもやしは茶色くなったりして、だんだんと中から水分が出ていく。1週間たったらどうだろうか?おそらく、食べられないと思う。きっと食べるとしてもお腹を壊してしまう可能性が増すだろう。茶色く変色し、黒くなっていくもやしを見れば、これがおいしいもやしだとは思えないはずだ。そうなれば、1週間前のもやしを食べるなんて安全ではないと考える。
もやしもそうだが、新鮮な野菜はすぐに傷んでしまう。そしていつまでに食べれば良いかは、その野菜を買った人それぞれで判断する。見た目や、臭い、触った感覚など、いろいろな要素で判断するだろう。しかしその判断は結構あいまいだ。そのあいまいな判断基準を決めるのが、消費期限という考え方なのだ。
あなたが手に入れた情報は新鮮だろうか?
米軍ビジネスに限らず、あなたの業界には様々な情報がある。あなたが手に入れたその情報は、いつどこからやってきたのだろうか?情報にも「消費期限」が存在する。その情報の価値は、時間が経つと古くなるものと、ならないものが存在するのだ。
あなたが手に入れた情報に消費期限があるかどうか、受け入れる情報には気を付けてほしいと思う。