from:MAEMORI
北谷のファミレスより
4月といえばここ沖縄は、清明祭(シーミー)と呼ばれる、大きな行事がある。
清明祭といえば、沖縄ではお墓参りのことだ。旧暦の3月に先祖が眠るお墓に
家族総出で掃除を行い、門柱で朝からしっかり作りこんだ重箱やらお菓子を食べながら
先祖とともに過ごす行事。
通常であれば、4月4日ごろから始まるが、僕らのシーミーは昨日だった。
叔父が3年前に亡くなったこともあり、公式のシーミーは3年忌まで行わないのがしきたりだが、
せめて掃除だけは行いたいと思い、妻と2人でお墓掃除に行ってきた。
僕らのお墓は、入り口の両側に花壇があって3段の階段を前に進むと、祭壇がある昔ながらの
亀甲墓の作りだ。
35年前に立て直したお墓は、沖縄のお墓の特徴であるグレーがかった黒カビの生えた姿になっていて
僕らが訪れた時には花壇やコンクリートの間から雑草が生えていた。
まずは線香を添えて、ご先祖様にお墓参りの報告と、これから掃除をさせてもらいますと心の中で手を合わせ掃除を始めた。
ヤモリやカタツムリに興奮
僕らのお墓には、お供え用の泡盛と、掃除などに使う水の入ったペットボトルが置いてある。
それらをどけて線香を供える香炉の周りを始めようとしたとき妻が急に
【ギャー‼】と叫ぶ。
いったい何かと思えば、ペットボトルと香炉の隙間から
5センチは優に超えるヤモリが住みかとしていた香炉からびっくりして出てきたのだ。
コソコソっと出てきたヤモリにびっくり、ヤモリにとっても住みかを荒らしにやってきた
【侵入者】にもびっくりだ。
ヤモリが出てきたことにもびっくりだが、その大きさに2度驚いて妻が叫んだのだ。
お墓の掃き掃除やら拭き掃除が終わり、花壇の雑草を取り除く作業に入った。
そうしたら、また妻が叫んだ。
【ギャー】
何のことかと思いきや、花壇の壁に上り切れずに張り付いていた【乾燥したカタツムリ】
がびっしりとついているではないか。
僕は妻を横目で見ながら雑草を乾燥で固くなった花壇の土を熊手で掘り返しながら、
【抜かれてたまるもんか‼】と土に根深く生えた雑草と格闘しながら雑草を取っていた。
妻も僕とは反対側の花壇で、先ほどは怖がっていたのにもかかわらず黙々と雑草を抜く作業を
行っていた。
雑草を抜く作業を終え、しきたりに従いお茶とお水、泡盛を供え、
生前祖父が大好きだったオロナミンCとヨーゴ、祖母にはあんパン、叔父には煙草を供えて今日お墓にこれなかった
親戚の分の線香を供えた。
そして手を合わせ無事清明祭のお墓掃除が終わったことと親戚一同の健康と安全、家族の繁栄を心の中で祈った。
清明祭りが僕に教えてくれたこと
子供のころからお墓を掃除するために通い、先祖とともに時間を過ごすことは僕にとっては普通のことだった。
子供のころは多くの親戚が集い、いっぱいのごちそうとともに楽しいひと時を過ごしてきた。
叔父がなくなり、祖父、祖母そしてもう一人の叔父もニライナイ(あの世)へと旅立ってしまった。
コロナ禍ということもあり、集まる人々は極端に少なくなってしまった。
たぶん以前のように多くの家族が集まってお墓の前で先祖とともに過ごすひと時はないだろう。
そう思うと少し寂しい気がしてきた。
そう感じるということは時がたったということ。僕らの家族の歴史が動いているということだ。僕はそう感じると
今パソコンでこの記事を書きながらある決意を心に決めた。
- 今取り組んでいる仕事でお客さんの悩みや問題を解決するために何ができるのか?
- お客さんが最高の状態で最高の仕事で切るにはどうすればよいのか?
僕の会社の使命を再び見つめなおし、今もこの瞬間を最高の仕事をするために取り組んでいるつもりだ。
清明祭が僕に教えてくれたこと。
【今この瞬間できることをやろう。一度きりの人生できることを一杯やってやろう】
そう心に誓った1日だった。
P.S:僕は米軍ビジネスで最高の仕事をする会社の役に立ちたいと思って米軍ビジネス実践会を立ち上げた。
米軍とのビジネスではわからないことが多すぎて困るということもあるかもしれない、そんなときはここから質問を投げてみると、そんな問題も解決できるのかもしれない。