from:Maemori
もしあなたが、安全衛生管理責任者の資格を持っていないのであれば、今すぐとることをお勧めする。
米軍プロジェクト特に作業を伴うプロジェクトであれば、必ず米軍側より資格取得が義務付けられるからだ。
Site Safety Health Officer (SSHO)はプロジェクト現場での作業員の作業が安全かつ、健康的な環境を確保し、それを保持しつつ作業が行われているかを監督する責任者だ。
かつては、米軍基地内作業を行う企業にとって取得必修の死角だったが、ここ最近国内の建設系の企業が取得をとるようになってきた。
というのも労働災害の範囲が建設業に限らず、機器保守や清掃、機械のオペレーションなどのサービス業務においても広範囲に及ぶ複雑化していることだ。
安全衛生管理責任という概念はそもそもアメリカのOSHA(Occupational safety and health Administration)とよばれる連邦政府直轄の労働安全健康局によって作り出された概念である。
とりわけ米軍基地も管轄法律は連邦法により運営されているので必然的に連邦法の労働安全基準規則が適用される。(米軍基地内は州法ではなく連邦法で管轄去ることを覚えておこう)
プロジェクト現場ではこのOSHAが規定した規則により作業安全と、作業員の健康を維持しなければいけない。ちなみにOSHA規定に従って製作された米国陸軍工兵隊安全衛生規定 EM385 1-1はOSHAの米軍限定版である。
コチラは安全衛生に関するガイドブックですべての作業の安全マニュアルであり参考にして作業を進めることをお勧めする。
SSHOは超重要なポジション
SSHOである監督官は、プロジェクト内では独立した担当者であり、プロジェクトマネージャーや現場の監督官、品質管理責任者に対し、労働安全に関する違反を発見した場合、助言と勧告、是正措置を取るように述べることができる存在だ。よってQC Managerや現場監督、プロジェクトマネージャーより指示されることができない。
品質管理責任者(QC MAnager)と同様、プロジェクト現場に常駐が義務付けられ責任大きな立場となる。
経験も3年以上求められ、品質管理責任者と同様、経験者であることが求められる。(もちろんプロジェクト内容にも夜が基本は3年である)
かつては日本国内で取得できる資格だったが高額な受講料(確か8万円くらい)だったがコロナ禍によるオンライン化により12000円くらいで受講できる。
ただし国内で取得した労働安全衛生管理責任の資格はプロジェクトによって(CORの裁量)資格が認められないことがまれにある。
その場合はアメリカのOSHA認定資格のSSHO受講を受けなければならない(もちろんすべて英語だ)
この場合オンラインで受講し、300ドルほどかかるが、国内で受講するよりも少し高い。(受講するならGeneral IndustryよりもConstruction 30Hoursを受講することをおすすめする。こちらがより詳しく網羅された講義内容だ。)
いずれにせよ、作業が伴うプロジェクトであればこの資格は米軍ビジネス必修の資格であることをお忘れなく。