from:MAEMORI
米軍ビジネスを始めるのであれば、専門のチームが必要だ。
もしあなたが米軍ビジネスを始めるのであれば、少なくともバックオフィスチームと現場で作業を実行するチームと二つが必要となる。
今のところ、米軍ビジネス参入を検討をしているのであれば、検討段階であってもいざ参入を決める前までに仮のチームを作るとして誰を適任者として割り振るのかをシュミレーションするのをお勧めする。
簡単ではあるが簡単にチーム編成メンバーにはどのような担当者と役割があるのかを説明して聞きたい。
プロジェクト現場チーム
プロジェクトマネージャー(Project Manager:PM)
PMはプロジェクト全般の運営を管理、監督する役職で、入札情報収集段階から、各役割を担うメンバーの配置、業務内容を決め、プロジェクトを円滑に効率よく行うことを主な業務とする。バックオフィスチームと作業チームのまとめ役だ。
品質管理責任者(Quality Control Manager:OCM)
OCMはプロジェクトにおける品質管理(主に作業内容が仕様の要求事項)が適切に行われているかの監督者であり、提出書類と作業が仕様書の要求事項通りに行われているかを監督する立場で、PMの監督指導のもと業務を行う。かりにQCMが業務遂行ができない場合、代替人員(Alternate QCM)を設置が義務付けられる。
作業監督者:Supervisor
プロジェクト現場での作業が円滑に行われるよう作業人員の作業進捗の監督官である。QCMの指導監督のもと作業に関する責任を有する。
品質管理作業員:QC Personnel
QCMの指導のもと品質管理業務の支援、補助を行う要員で、試験、検査など各業務の品質管理業務の監督を担う人員 QCMの監督指導のもと作業監督を行う要員である。
安全衛生管理責任者(Site Safety and Health Officer:SSHO)
プロジェクト現場意において、作業員の安全と健康に関する監督責任を有し、
作業状況に応じて是正措置と缶億をこなうことのできる独立した立場の管理者。
PMに対して安全、衛生面の是正措置を行える役職。PMの監督下で作業の安全衛生管理を行う。
バックオフィスチーム
通訳(interpreter)
米軍ビジネスであるため、日米語の会話を約する業務が主な業務。通訳は専門用語のほか、瞬時に英語、日本語に変換し意味を理解できる担当者。米軍基地内で一般的に使用される用語、話法にたけたものであること。
翻訳(Translator)
難解な仕様書や文章を日米語両方に文字を通して約する担当者。難解な専門用語のほか、法律や規則の多い規約条項を読み解き、正確に約することを主に業務を行う。通訳を翻訳者と混同してはいけない。
事務要員(Administrator)
事務要員は主に米軍側への請求業務のほか、経理や一般的な事務に関する業務の担い手
コーディネーター(Coordinator)
米軍基地内のパス申請や、スケジュール管理、業者のエスコートなど基地内における活動を試験する立場。プロジェクト規模によって協力企業が増える分パス管理業務だけで専属で行う場合もある。
以上が主に米軍プロジェクトで編成するチームの内容である。バックオフィス、プロジェクト現場チームの二つをうまく取りまとめるのはPMの責任となる。
これを持てお分かりの通り、業務がかなり多く、その分担当員も専門性が高い業務に集中していかなければメンバーの負担が大きくなる。片手間で米軍ビジネスに参入するつもりのお考えであれば参入はお勧めしない。
それぞれの役割が明確になれば、それぞれのやるべき仕事に集中しており組める効率的な編成をシュミレーションしてみるのも手だ。
実際の運営とシュミレーションでは動きが違ってくるが米軍ビジネス参入を検討しているのあれば、だれがどの役割を担うかを社内で考えてみるのもよいかもしれない。