from;MAEMORI
米軍ビジネスを始めるのであれば仕様書の読み方はとても大切だ。
すべての仕様書を読み込む場合、慣れていないとどれが一番大事なポイントなのか、そして読み落としをしてはいけない個所はどこかを簡単にお伝えしようと思う。
仕様書を効率よく読むポイント1:まずは仕様書全部を流し読み
仕様書は数百ページはざらで、2000ページもある作業内容やサービス内容について書かれている。これをしっかり読み込むだけでも疲れる。しかもすべて英語である。英語が得意な翻訳者でも読み込みは非常に厄介だ。
なのでさらっとわからない単語や専門用語はさらっとでよい流し読みをすること。
仕様書を効率よく読むポイント2:作業項目ごとに分けてじっくり読む
建築プロジェクトの場合、下記作業項目は章ごとに分けて仕様書は書かれている。電気、通信、配管、消防機器などなどはすべてDivisionという風に分かれて書かれているので、それらを作業項目ごとにじっくり読んでいく。そうすれば効率よくそして深く仕様書を理解することができる。
仕様書を効率よく読むポイント3:専門用語とわからない単語の意味を調べる。
米軍の提供する仕様書は時折難解な専門用語や独特の表現がある。そして普段使わないであろう英単語に出くわし仕様書を読む手を止めてしまうことがある。
オンラインで無料で提供されている無料英和辞典を引っ張り出して英単語や独特な文章表現の意味を調べておく。可能であれば仕様書の横にその意味を書いておこう。そうすればまたその意味を知る必要や忘れてしまった場合、そこを見返せばこうy率よく読み進めることができるだろう。
仕様書を効率よく読むポイント4:試験はどんな試験があるのかをしらべる。
仕様書には作業内容について「このようにやりなさい」と書かれてはいるが、作業後の要求試験項目というものがある。水質検査や、空気の品質試験、消防でいえば水圧試験、茶道試験などいろいろな試験を実施しなければならない。
それが日本の試験、検査方法でよいのかを調べてみよう。
仕様書を効率よく読むポイント5:材料や機材は国内で調達できるものなのか?
仕様書によっては米国の製品を使用しなければならない縛りがあったり、仕様基準が国内のもので代替できるかを確認しよう。もし国内仕様がプロジェクトの基準を満たせなければ、米国製を使用するかどうかを検討しよう。
仕様書をすべて黄泉国ことはとても大事だが、実は読む優先順位を守っていれば実は読み込む量がぐんと低くなる。
時間的に制約のある入札の時期においては仕様書を効率よく素早く読み、積算に反映させないと応札に間に合わなくなるなどがある。仕様書以外にも契約条項を読む必要があるからだ。
入札のステージは時間との闘いでもある。じっくり読むのもよいが、効率よく必要な情報を入手する。それが入札時で大切な心構えだ。